
あじな8つのプロセス
あじなのレッスンには、困った行動を変える8つのプロセスがあります。
そのプロセスを、愛犬がインターホンに吠えるという実際の例とともに、ご紹介します。
1|困った行動と背景を整理する
問題となる行動が、いつ、どこで、どのように起きているかを、愛犬の観察、動画、行動の記録、飼い主さんからのヒアリングを通して、整理します。
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愛犬がインターホンに吠えて困っている
<参考資料>
実際のレッスンで使用している行動の記録例をご覧いただけます。
・あじなの行動の記録見本

日時、状況、行動、対処の記入例。
・実際に飼い主さんから提出された記録

インターホンで吠えた場面の日時、状況、行動、
対処の記録。
愛犬の観察、動画、行動の記録、飼い主さんからのヒアリングで、下記のような詳細な情報を集めます。
・いつ頃から吠えているか
・インターホンはどんな音と音量か
・一日何回鳴るか
・どの時間帯に鳴るか
・鳴る時、愛犬はどこで何をしているか
・どのような様子で吠えているか
・吠えた後、落ち着くのにどれくらいかかるか
・インターホン以外の音にも敏感か
・元々怖がりか
・吠えたときに飼い主さんはどのように愛犬に接しているか
・家族で、吠えた時の接し方は異なるか
・これまでしつけを試みたことがあるか
・飼い主さんが留守の時は吠えているか
など。
※これは、例です。
2|愛犬の心身の状態を確認する
愛犬の心身が健やかな状態にあるかを、健康、食事、欲求の充足という三つの点から確認します。
改善が必要な場合は、何をどのように変える必要があるのかを具体的にお伝えし、改善を行います。
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愛犬の体と心が健康であるかを、愛犬の観察、お申込みシートの記載内容や、飼い主さんからのヒアリングにて確認します。
これから教える望ましい行動を愛犬が学習するためには、愛犬の体と心が健康であることが必要であるからです。
体の健康は、痛みや痒み、違和感、病気、体調不良などを抱えていないかどうかを確認します。例えば、花粉や黄砂の時期によく体をかいている、など。
あわせて、健康に生活するために必要な栄養が、食事でとれているかどうかを確認します。例えば、主食がうどんやお米などになっている、など。
心の健康は、主に、欲求不満や恐怖などのストレスを、日常生活で感じていないかを確認します。例えば、留守番中ずっと遠吠えしている、雷や大雨の時に怖がって震えて吐いている、など。
※これは、例です。
3|困った行動の理由を見つける
困った行動を愛犬が行う「本当」の理由を、科学的にひもといて見つけ、お伝えします。
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インターホンに吠える理由として、
・アレルギーの治療が行われておらず、痒くてイライラしている
・日常生活が退屈
・散歩など運動が足りていない
・犬が落ち着いて休める場所がない
・吠えたら飼い主さんがそれ以上吠えないようにおやつをあげることがある
・吠えたらたまに叱られることがある。
など、見直しや改善が必要な点を具体的に挙げていきます。
※これは、例です。
4|環境や関わり方を見直す
困った行動を愛犬がなるべく行わずに済むよう、生活環境の整え方や、愛犬との関わり方の見直しについてお伝えします。
それらをご家庭で行っていただく取り組みを、お伝えします。
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インターホンに吠える理由ごとに、見直しや改善を行います。
・アレルギーの治療が行われておらず、かゆくてイライラしている
→動物病院を受診して、治療を開始してもらう。
・日常生活が退屈
→朝と夕の2回、愛犬とおもちゃで遊んでもらう時間を設ける。
・散歩など運動が足りていない
→散歩の時間を15分伸ばしてもらう。
・愛犬が落ち着いて休める場所がない
→愛犬が好むベッドを、音が響きにくい場所に移動してもらう。
・吠えたら飼い主さんがそれ以上吠えないようにおやつをあげることがある
→吠えたら好物がもらえたという学習をこれ以上愛犬が重ねないよう、一旦中止しても
らう。
・吠えたらたまに叱られることがある。
→好物をもらえたり叱られたりという一貫しない対応で愛犬が混乱しないよう、家族で対応を揃えてもらう。
※これは、例です。
5|愛犬に教える行動を決める
困った行動のかわりに、愛犬にしてほしい行動、出来るようになってほしい行動を決めます。
その行動を日常生活の中で無理なく行えるように、練習プランをおつくりします。
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例えば、「ハウスに入る」などのように、インターホンが鳴ったときに、吠え続けるのではなく、かわりにして欲しい行動で、愛犬がご自宅の環境で無理なく行える行動を、選びます。
ポイントは、
「吠える犬はこうする」のようなマニュアル的行動ではなく、愛犬がよくする、得意な行動で、ご自宅の環境で行いやすく、飼い主さんが見て、ほめやすい行動を、愛犬にあわせて選ぶことです。
望ましい行動を決めたら、まずそれをインターホンが鳴っていない時にできること。
次に、インターホンが鳴ってもできることを目標に、練習プランを作ります。
※これは、例です。
6|愛犬への教え方を練習する
練習プランにもとづき、飼い主さんご自身が犬に教えていけるよう、レッスンで実際に教え方の練習を行います。
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まずは、望ましい行動を、インターホンが鳴っていない時に出来るように、レッスンで練習を行います。
愛犬が「ハウス」の合図で喜んでハウスに入れるようになったら、最初は静かな環境で行っていた練習を、部屋の窓を開けて外の音や気配を入れながら、徐々ににぎやかな環境でも行えるように、ステップアップしていきます。
この実際の練習を、レッスンでご案内します。また、実際の生活でインターホンが鳴ったときも、その行動を愛犬が行いやすいように、ハウスの置き場所から、飼い主さんの動き方、愛犬の誘導の仕方、ご褒美の選び方や、その届け方といった具体的な内容も、すべて、飼い主さんと愛犬に最適なものを、レッスンでご案内します。
※これは、例です。
7|行動の変化を確認する
練習プランにそって犬が学んで、行動が変わり始めているかどうかを、行動の記録をつけていただきながら確認します。
レッスンではそのつど必要な調整を行います。
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レッスン初回からつけていただいている行動の記録を飼い主さんと共有しながら、インターホンに吠えるという困った行動がどのように変わってきたかを、レッスンで確認します。
行動が変わる過程で、上手くいかない点があれば、下記のように調整を行います。
例えば、
週に一回、食品の宅配トラックがやって来た時だけは、インターホンが鳴ってハウスには入るけれど、ハウス内で吠え続ける場合、食品の宅配トラックが来た時だけしかもらえない、特別美味しいものに、ご褒美をグレードアップしたり、トラックのエンジン音がしてから、飼い主さんが届いた食品を玄関内に入れ終えるまで、なめたりかじったりし続けることができるご褒美を、あらかじめ作るなどの、具体的な調整をレッスンで行います。
※これは、例です。
8|行動が変わる
犬が望ましい行動を練習し、日常生活の中で安定して行えるようになった時点で、困った行動が望ましい行動に変わったと判断し、レッスン終了の目安となります。
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インターホンが鳴ったら、愛犬がうれしそうにハウスに入り、ほめてご褒美がもらえることを期待して、飼い主さんをじっと見てくる。
日常生活での愛犬の行動の確実な変化を、飼い主さんが感じられ、愛犬の行動を監督することに飼い主さんが困らなくなったら、困った行動を変えるためのレッスン終了の目安です。
※これは例です。
レッスンの順序
あじな動物病院行動科では、
困った行動の解決を希望される場合、
次のような順序でレッスンを受講していただいています。
まず、初回120分行動カウンセリングをご受講
約一ヶ月後に、
2回目60分レッスンをご受講
以後、必要に応じて、約一ヶ月ごとに60分レッスンをご受講
困った行動が変わる8つのプロセスのうち、
初回120分の行動カウンセリングでは、主に1~4のプロセスを行います。
まず困った行動とその背景を整理し、
愛犬の心身の状態を確認し、
困った行動の「本当」の理由を見つけ、
必要な環境や関わり方の見直しについてお伝えします。
初回行動カウンセリング後の2回目以降のレッスンは、
1レッスン60分のレッスンで、5以降のプロセスを主に行います。
愛犬に教える行動を決め、
教え方を練習し、
困った行動の解決を目指して、
行動の変化を確認しながら、
必要な調整を行っていきます。
困った行動の解決を希望される場合は、
月に一度のレッスン頻度を、おすすめしています。
なお、初回行動カウンセリングをご受講後、
2回目以降のレッスンをご受講されるかは、
飼い主さんご自身にお決めいただいております。
詳しくは、
レッスンスタイルのページをご覧ください。


