令和8年熊本地震に際して|本コラムの趣旨と義援金について

2026年(令和8年)7月28日16時27分頃に、熊本県熊本地方でマグニチュード7.1(暫定値)の地震が発生しました。
このたびの地震により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。今なお不安の中で過ごしておられる方々、そして、ともに暮らす動物たちの安全が守られ、少しでも早く安心して過ごせる時間が戻ることを、心から願っています。
地震の発生を受け、あじな動物病院行動セクションとして、被災地のために何ができるかを考えました。私たちが日々向き合っているのは、犬の行動と、その理解を通じて犬と人の幸せな暮らしを守ることです。
そこで今回、犬の行動と災害への備えに関するコラムを執筆し、被災された方々への支援につなげたいと考えました。
本コラムは有料記事として公開し、販売手数料等を差し引いた受取額の全額を義援金として、熊本県の「令和8年熊本地震義援金」を通じてお送りします。義援金のご報告は、送金完了後にあじな動物病院行動セクションホームページにて行います。
この記事が、これから日本で起こりうる自然災害、特に地震に備えるすべての飼い主さんにとって、愛犬を守るための一助となれば幸いです。
犬の動物福祉を、日本とヨーロッパの違いから考える

近年日本でも動物愛護や動物福祉への関心の高まりを背景に、人とともに暮らす犬たちの心身の幸福について、広く議論されるようになりました。
動物愛護とは、人が動物に愛情をもって接すること。一方、動物福祉とは、人ではなく動物を主語とし、その心身の幸福について、科学的根拠に基づいて検討を行い、守ることを意味します。
動物福祉は、英語でAnimal Welfare(アニマルウェルフェア)と呼ばれ、ドイツやイギリスをはじめ、動物福祉の先進国とされるヨーロッパの国々では、動物の保護や福祉に関するさまざまな規定が法律によって定められています。
こうした国々の取り組みを参考にしながら、日本でも、動物の心身の幸福を守るためのさまざまな取り組みが行われるようになりました。
しかし、ヨーロッパと日本との間には、気候や自然環境、生活環境、文化背景など、いくつもの違いがあります。
その一つが、地震です。
地震大国・日本で犬の福祉と災害への備えを考える

日本は地震大国です。
本コラムを執筆している2026年8月時点でも、日本政府は、南海トラフ地震や首都直下地震、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震などについて、近い将来の発生の切迫性を指摘し、平時から備えるよう呼びかけています。
さらに日本では、発生が想定されている大規模地震に限らず、いつ、どこで大きな地震が起きてもおかしくありません。
だからこそ、日本で犬の福祉を考えるときには、ヨーロッパの法制度や取り組みをそのまま当てはめるのではなく、日本の災害事情を前提にして考える必要があります。
私たちは、地震が起こりうる日本で愛犬を育て、いつ起こるか分からない地震から愛犬を守る必要があるのです。
本コラムでは、このことを前提として、犬の首輪(カラー)について、改めて考えてみたいと思います。
犬には首輪とハーネス(胴輪)のどちらがいい?

近年、動物愛護や動物福祉への関心の高まりを背景に、見直しが進み、現在も活発に議論されているものの一つに、「犬具」があります。
犬具とは、主に犬が散歩などで屋外に出る際に身に着ける道具(ギア)を指し、首輪(カラー)、胴輪(ハーネス)、引綱(リード)などがこれにあたります。
その代表的な議論の一つが、「首輪がよいか、胴輪がよいか」というものです。愛犬を育てている方であれば、どなたでも一度は見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
あじな動物病院行動セクション代表の中西薫も、さまざまな機会に多くの飼い主さんからこう尋ねられます。
「薫先生は、首輪と胴輪のどちらがよいと思いますか?」
犬の首輪とハーネス(胴輪)の選び方|大切な8つのポイント

「首輪と胴輪のどちらがよいと思いますか?」
このご質問には、あじな動物病院を開院してから現在まで、次のようにお答えしてきました。
この続きは、義援コラムの全文PDFでお読みいただけます
続きでは、犬の首輪と胴輪(ハーネス)を選ぶ際に大切な8つのポイントをはじめ、地震発生時に首輪が役立つ理由や、地震に備えるハウスリードの方法と注意点などをご紹介しています。
義援コラムの全文は、PDFとして500円で販売しています。
販売手数料等を差し引いた受取額の全額を義援金として、熊本県の「令和8年熊本地震義援金」を通じてお送りします。
義援コラムをご購入くださった方へ
あじな動物病院行動セクション公式LINEに
「義援コラム読んだよ」
とメッセージをお送りください。
ご購入への感謝を込めて、購入者限定ショートコラム
「愛犬を災害から守るために知っておきたいアダプティルのお話」
をお送りします。
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この記事を書いた人
中西薫
あじな動物病院行動セクション代表。
北海道大学獣医学部入学後、同大学を自主退学。「攻撃行動の治療家」を目指し、国内外で犬の行動について学ぶ。2014年、広島県廿日市市にあじな動物病院行動科を開設。
犬の行動(Behavior)を専門とし、一般にしつけやトレーニングと呼ばれる犬の教育を、行動の科学的解析と評価に基づき、行動形成トレーニング、行動療法トレーニング、行動治療としてレッスン現場で指導している。
あじな動物病院行動セクション 中西薫について







